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№7 超進化生命体ライノス
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 この怪獣の最大の特徴は顔でしょうね。印象的な幅の広い下顎はT-REXなどの大型肉食
恐竜の上顎をひっくり返して取り付けたもの
です。こんな顎だと口を開けたときバランスが
悪いんじゃないかと不安になって、口を開けた状態の顔も書き足してみています。頭の角の
並び方は、なんとなくウルトラQのパゴスのモデルとなったウインタテリウムを思い起こさせま
すが、実際はボリュームのある下顎とのバランスを取りたかっただけだと思います。落ち窪ん
だ黒い眼窩に赤い瞳というのは「帰マン」のステゴンのようですね。恐竜の骨のようでありな
がらも生物感溢れるいい顔が出来上がりました。
 全身はシンプルに顔と同じパターンで埋め尽くしています。従ってこの表皮は単に黒く模様
が描かれているだけではなくて、スプーンでえぐリ取ったような凹みに墨を流し込んだよう
なデコボコとした皮膚
をイメージして描いているんですが、はたして伝わっているでしょうか。
尻尾がちょっと変なところについているのは、シルエットに変化をつけたかったのと俊敏な怪獣
の雰囲気を出したかったからですが、今見るとやっぱり普通の位置についているほうが格好
いいように思います。生物でありながらどこか人工的な雰囲気のある怪獣なので、研究中の
特殊な細胞をトカゲとかイグアナなどに組み込んだ結果怪獣化した
、というような話に登
場すると座りがいいでしょう。