bP7 金属生命体トラップラー

  ウルトラセブン怪獣大好きの私が提案する、操演型怪獣第2弾です。元々はセブンに出てくる
ース
みたいな怪獣を描こうとしたのが出発点です。それでナースの竜に対抗して(?)こちらは蛇
にしました。ただ蛇を描いてもしょうがないので色々工夫を凝らしたんですが、そのアレンジの仕
方が、どう考えてもレギオンの影響を受けています。例えば、尖った頭部と青い目、しゃもじ型の
胸部、そしてその胸部の左右から何かが数本づつ生えていてシルエットが賑やかになっていると
いう点などですね。このトラップラーの胸部から生えているものは、一応羽と思って描いています。
僕の大好きなジブリ映画「天空の城ラピュタ」でドーラ一味の乗る小型の飛行機械フラップターや、
「風の谷のナウシカ」に出てくる、やたらと羽の生えた虫などがヒントになっていますが、形態的に
何が一番近いかと聞かれたら、やっぱりバターナイフでしょう。ナイフを何本もかざし、尻尾にはフ
ォーク。何だか僕には、彼が食事する気満々のように見えます。
 話が脱線しましたが、羽を付けたのには重要な意味があります。マンダ型の怪獣が地上で闘う
となったら、どう考えても飛べたほうが便利です。本家ナースは竜なので、空を飛んでも不思議
はないですが、トラップラーは蛇なので何の注釈も無く飛ぶのは不自然です。そこで一部にささや
かながら羽を付けることで、天空を舞わないまでも、羽の付いた胸部が蛇の胴体をひっぱり、地上
を滑るように速やかに移動するイメージを作りたい
というのが僕の構想です。そして勢いに任せて
、そのナイフのような羽で敵に翼チョップを喰らわせます。いや、イメージ的にはラリアットに近いか
もしれません。翼ラリアット☆☆☆