この怪獣の顔のモチーフは、「戦場跡に
転がっているしゃれこうべの眼窩から草が
伸びている」という自分でもどこで見たの
かよく分からない映像です。その映像のイ
メージ通りの何やらおどろおどろしい顔をし
ていますね。そのくせ何処か愛嬌があって
いい味を出しています。この怪獣は目が無
いんですけど、ポケットみたいな所から触角
が出ていて、その付け根をちょっと開けて
おくことでその穴がなんとなく目にみえるよ
う工夫してあります。方法論としてはエレキ
ングと同じですが、最近はこうゆうのをパク
りと言わずオマージュと言いますね。ちなみ
に、触角の形はセブン怪獣の中ではかなり
☆地底から出現するローグ
マイナーな存在であるブラコ星人から拝借しました(これはどちらかというとパクり)。
体は、目の無い地底怪獣ということで、「ミミズの怪物」というイメージで描いていますが、まあ相
変わらず全然ミミズではないですね。確か、以前に出てきたダクトンと同じような感じで描いて、少
し変化をつけるためにシワを書き込んだのだと思います。その結果、「ミミズの怪物」というより「大
根の怪物」という風情になりました。まあ、どっちも地中に埋まっているという点では同じなので結
果オーライとしましょう。