bT 文明破壊装置キムポッド
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 ある日、土中深くから不思議な金属の箱が発見されます。その箱の中にはロボットの部品と
設計図らしきものが入っていましたが、設計図は暗号のようなもので書かれており判読できま
せん。調べてみると、その箱は遥か昔の地球に宇宙から飛来したものであることがわかります。
 それならば設計図に書かれているのは宇宙人の言語に違いないと思った科学者たちは、設
計図の解析を始め、同時にロボットも組み立てていきます。はたして、数ヵ月後には設計図は完
全に翻訳され、ロボットも完成しました。ところが、設計図のどこを読んでもロボットの起動方法が
書いてありません。科学者たちが途方に暮れていると、突然ロボットがひとりでに動き出します。
そして、そのどこか愛嬌のある動きをするロボットは、次のように述べました。
 「地球の皆さん、こんにちは。まずは、私を組み立ててくれたことにお礼を言いたいです。ありが
とう。しかし、まことに残念ながら私はあなた方を攻撃しなければなりません。とゆうのも私は、
私を組み立てられるだけの知性と技術を持った文明と出会った場合、その文明を滅ぼす
ようにプログラムされているのです。

 ロボットは巨大化し、呆気にとられている科学者たちを踏み潰すと、街を破壊し始めました。